微笑み地蔵・hiroyomiの日記

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東洋経済の後天的「発達障害の苦悩」を読んで

こんばんは、ひろよみです。今日は5月だというのに寒かったですね。朝寒すぎて暖房つけました。気温が変わりやすいので、みなさん風邪や五月病に気を付けてください。

 

さて、今日はやっと、以前紹介した東洋経済の後天的発達障害の記事を読むことができたので、それに対する考察・感想を少々。

 

記事によると、後天的なものはADHDが紹介されていて、強いストレスで前頭葉扁桃体が萎縮して後天的にADHDの症状が出るようになるというアメリカでの研究がある、という理由で説明されていました。私の聞いた話に原因・機序が追加された内容ですね。記事内でも触れられていますが、根拠としては薄く、まだ研究の途中だということで、これに関しては正しいか間違いなのかを現時点では判断できないですが、もし正しいのであれば、診断がかなり難しくなる一方、後天的なので薬などの治療により治る可能性のある発達障害となるわけですね。さらに言うと、先天的なものと後天的なものの両方があるということで、一般社会での理解やが今以上に難しくなりそうで、配慮や支援の方法も微妙に変わってくるので、混乱してしまいそうです。

 

そして、後天的ADHDの当事者さんの記事について、この方に非は全くないですし、実際に後天的なのかは記事だけでは分からないです、後天的だと決めつけた書き方をしているのはどうかなと思いました。上記の通り、発達障害の研究が進んでいるアメリカでもまだ研究途中で、確固たる診断基準すらない(日本での現行の診断すら曖昧・診断医の主観による面がある)かつ、医者からそう診断されていない(実際にされてるかは別として、少なくとも記事からは診断されたとは明記されていない)のにですよ。診断は医者の業務独占ですよ、医師法違反ですよって言いたくなります(笑)。中学までは症状は出なかったと書いていますが、本人や周囲に自覚がなかっただけで、症状が出てた可能性はありますよね。親の影響が強いとはいえ、勉強ばっかりだった・友達がいなかかったなど発達障害っぽいですし、特に日本では適応障害になりやすいですよ。これは私なりの考察なので、あまり真に受けないようにしてください。

 

というわけで、実際後天的な発達障害があるかどうかは今回も分からないという結論です。これからどんどん研究が進んで欲しいですね。それでは。

 

p.s.東洋経済の記事のURLを貼っておきます。

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