微笑み地蔵・hiroyomiの日記

発達障害(ASD)、AC当事者。イベント主催情報、発達障害・マイノリティに役立つ基礎知識、お出かけ情報

発達障害を他人に伝えるべきか否か

おはようございます。ひろよみです。今日の朝の投稿です。

 

昨日、インテックス大阪で開催された慢性期医療展へ行ってきました。通っていた専門学校の先生とお会いしたので、自身の障害をカミングアウトしました。

 

ということで、今回のテーマは障害を伝えるか否かということ。非常にデリケートな問題ですね。

 

まずは結論から言いますと、相手・状況次第です。というのも、発達障害(というより精神疾患全般に言える)は「外見では人には分からない障害」だから。

今は認知度が上がってきていますが、まだまだ浸透しきれていないし、偏見も多い。障害の程度にもよりますが、誰それ構わずカミングアウトすると、変に気を遣われたりイメージダウンになったりする可能性が少なからずなので、逆効果になるケースがあるのです。理不尽だとは思いますが、今の日本の社会がそうなっている。だから言うにしても人を選ばないといけないわけです。

 

具体的に言っていきます。

①親密な関係になる必要のない人(お店の店員さん、関わりの薄い同級生など)には言わなくてもいいですよね。

②親密な付き合いをしている人の場合、これがある意味一番難しい。これこそ本当に状況次第です(発達障害は空気が読みにくいので余計難しい)。よっぽど関係に支障をきたしてしまう、相談したいということであれば言ったほうがいいし、そうでなければ言う必要はないです。

③職場の場合、これは3パターン。障害者雇用の場合、カミングアウトして配慮してくださいというものなので、これはむしろ言わないといけないです。一般の場合は、言うパターンと言わないパターンがあります。ヘタをするとそれで落とされる可能性があるので少なくとも面接や書類の時点では言わない方が無難です。採用後の場合、特に問題がない場合は言わなくて大丈夫です。問題が生じた場合は言った方がいいです。ただ、基本的には”発達障害”という言葉は使わずに特性だけを伝えて配慮してほしいくらいにしときましょう。

④学校の先生の場合。今は以前よりも発達障害の理解が高まってきていることもあり、言った方がいいです。将来の方向性を一緒に考えてくれるので、非常に有効です。

⑤親の場合、これも言った方がいいです。親は一番の理解者になってくれるから。私の場合は叶わなかったんですが。

といった感じです。ちなみに私の場合は殆ど言ったことはないです。そもそも障害が分かったのは大学中退目前だったし、大学の先生に伝えたら、「専門じゃないから分からない」と言われたので言う気がなくなっちゃいました。専門学校時代は誰にも言わなかったし、一般で入職した病院では最初の頃は言ってなかった。今の職場は障害求人だから面接や書類では言ってるけど、多分知ってるのは一部の人間だけ。

 

要は言うときは必要なときに適材適所にってことですね。それでは。