場面緘黙症~5月は場面緘黙啓発週間~
こんばんは、ひろよみです。
先日大阪・心斎橋にある発達障害バー・金輝さんで場面緘黙を扱っていたので、今日はそれについて。
場面緘黙症とは、他人の話を理解し、かつ話す能力を持っていて、家族や親しい友人とは話すが、学校や見知らぬ人に対してはほとんど話さない状態を言います。選択性緘黙と言う場合もあります。どんな場合でもしゃべらないのは全緘黙症と言います。
不安になりやすい行動抑制的気質を持つ人が、環境の変化によって場面緘黙になる可能性があります。ことばの発達にかたよりがある場合もなりやすくなります。家庭に問題があってもなるわけではないようです。
ひきこもりや対人不安、敏感など、なんらかの社会的な情緒障害を持っていることが多いようです。自閉症、発達障害の二次障害として場面緘黙が出ることもあります。
2~5歳で発症、6~8歳まで診断されないことが多いです。性格的に引っ込み思案や人見知りと鑑別が難しいです。場面緘黙は性格的な要因とは違って、リラックスできていても言葉が出ないです。
環境に恵まれていたり、本人の努力で改善することもありますが、自然に治ることを期待するのはよくないです。
場面緘黙は、不安や緊張が強くて話したくても話せない状態ですが、①わざと話さない・話したくない、②無視してる・話しかけない方がいいと誤解され、孤立してしまうケースが多いです。何故話せないのか、本人も分かっておらず、無理に話すことを強要したり、からかわれたりすると余計緊張して話せなくなってしまうので注意です。
話しやすい環境を整えてあげたり、状態を把握して段階を踏んでサポートしてあげるのがよしとされてます。
もしお子さんがそうかなと思ったら、担任の先生やスクールカウンセラーに相談することがお薦めです。かんもくネットというサイトもあるようで、貼っておきます。
かんもくネット〜場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体〜
今日はこれまで。それでは。
P.S.今月、5月は場面緘黙啓発週間ですよ!